女性アスリートの無月経・貧血についてまとめ

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店頭で接客していると時々悩みえを聞かせて頂くことある無月経状態と貧血について少しまとめてみました。
お客様(特に女子選手をもつ母親)からたまに無月経状態や貧血を心配されているお話を聞きます。
なかなか相談しにくい内容ともあってお客様とかなり打ち解けてお話できるようになってくるとお客様
の方からお話されてくるのですが、シビアな問題でもあるので今回自分なりではあるのですが調べて
まとめてみました。

①無月経状態とは?

無月経には、18歳以上になっても初経が発来しない『原発性無月経』と初経発来以降90日以上周期的な
月経がない『続発性無月経』があります。
陸上競技(長距離)や体操・新体操等で月経異常の発生率が高いそうです。
女性アスリートにおいて初径発来前にトレーニングを開始したことによる初径発来の遅延傾向や、日々繰り返される激しいトレーニングによる続発性無月経などの月経異常がみられ、それらは『運動性無月経』と呼ばれるそうです。
運動性無月経の要因としては
⑴精神的・身体的ストレス ⑵体重(体脂肪)の減少※エネルギー摂取不足 ⑶ホルモン環境の変化
無月経が長期化すると治りにくくなるだけではなく、妊孕性(妊娠のしやすさ)・骨密度の低下などの問題も発症するそうです。 
 

②貧血とは?
赤血球数及びヘモグロビンの減少がおこること。
減少すると運動が持続できない⇒貧血になると身体にうまく酸素が運べない⇒エネルギーが作りだせない⇒強くなるための充分な練習ができなくなる。という悪い循環になってしまうそうです。
しかも、女性アスリートの場合1回の月経によりだいたい37㎖程度多い方でその倍以上の出血があると言われている。アスリートでは通常の鉄損失や月経血からの鉄損失以外にも発汗や運動による鉄の損失も考えられることから
必要な摂取量は個人によって異なるそうです。
そして、貧血の状態を確認するには定期的なメディカルチェックをするのが一番いいそうです。
貧血が進んでいる場合、錠剤処方等の治療が必要になります。
貧血の改善・鉄の貯蔵には時間がかかるため、日頃からの食事が重要です。食事内容を意識して、内容の充実した食事を取ることを継続していくことが大切だそうです。

③食事はどうするか?

エネルギー摂取量や運動による消費量を正確に把握することは学生の方や一般の方には難しかと思います。
減量ための極度の為の極度の食事制限は体重減少が進まないだけではなく、貧血や月経障害を引き起こしかねません。アスリートは日常生活に加え、練習によってさらに多くのエネルギーを消費します。毎日の消費に見合った
エネルギー摂取が大切ですので、しっかりと食事を食べることがウエイトコントロールにも役立つことを理解してくださいね。
摂取カロリーが気になるようでしたら、食事にプラスしてサプリメントの利用も有効的です!
サプリメントを使用するときはまずは食事が基本になりますのでバランスの取れた食事を取ったうえでの
サプリメント摂取を心がけるとすごくいいですよ!

④対策について

食事・休息がしっかりとれていたとしても貧血及び無月経状態になってしまった場合は、やはり病院に一度
診てもらうのが一番かと思います。
専門で診てもらえる病院もあるみたいですのでためらわずに行ってみてくださいね。

以上、個人的に文献などまとめてみましたので参考にしていただければと思います。このブログがあなたの悩み解決の入り口になっていただければと思います。

※参考文献:国立スポーツ科学センター 女性アスリートの為のコンディショニングブック
      静岡新聞